5月22日(木)
殺人事件捜査・被害者保護課(DHPP)の刑事がレバノン人輸入商の殺害容疑で市警特別監房に拘留されている。被害者は十二日夜、サンパウロ市パライーゾ区にある喫茶店で警官を名乗る男二人に連れ去られ、数時間後にサンパウロ市南部パレリェイロス区のコロニア街道で、頭部に七発の銃弾を受けた死体となって発見された。同課長は捜査中であることを理由に事件の詳細を述べなかった。
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アマゾーナス州マナウス市で十九日、十八歳の母親が、「夫に嫉妬していたから」という不可解な殺害動機で一歳の息子を射殺した。サンパウロ州サンジョゼ・ドス・カンポス市では十九日、一カ月前に生後三カ月の娘を殴り殺した容疑で両親が逮捕された。大サンパウロ市圏カジャマール市では同日、妻とけんかした父親が、妻への報復としてバラック住宅に火をつけ、自分の子供四人を焼き殺そうとした。九歳の息子が焼死、三人は火傷を負った。
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PT過激派が二十一日以降、ルーラ大統領が一九八七年九月に行った演説をビデオ、CD、本で暴露する。演説の中で大統領はTVグローボを「うそしかつかない」、当時大統領だったサルネイ上院議長を「大泥棒」と攻撃した。現在、同議長はPTと同盟を組み、二十一日、TVグローボはPT幹部に賞賛され、ルーラ大統領は初めてグローボの独占インタビューに応じる。
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ヴェルディ作曲の歌劇『ファルスタッフ』が二十一日から、サンパウロ市立劇場で上演されている。作品は、シェイクスピアの喜劇を基にヴェルディが一八九三年にオペラ化したもの。二十二、二十三、二十七日は午後八時三十分から、二十五日午後五時。入場料十五から百レアル。電話=(11)222・8698。