5月23日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】ブラジルで難病を患い特効薬が外国にしかない場合、どうするか。普通外国では、ブラジル人医師の処方せんを受理しない。地方薬剤師協会(CRF)は医師の処方せんも持たずに素人判断で外国製薬剤を購入することを避けるよう警告している。
外国には特別な場合に限り、処方せんがなくても特殊薬剤を販売する薬局がある。そのため渡航する前に、医師の診断を受け国際健康保険契約をするよう勧めている。
目的地に到着したら、現地の薬局協会で出国管理局の指導を受ける。ブラジル入国の際、税関で商業目的でないことを証明するため個人用の処方せんを現地医師に前以て作ってもらう。
糖尿病や高血圧などの慢性病の場合、旅行期間中の常備薬を持参する。これを忘れ外国で買ったものを持ち込むと、税関で薬剤の密輸業者と間違われる。長期滞在の場合、一カ月分を持参し現地の医師から診断を受け、処方せんをもらって不足分の薬剤を購入する。帰国のときは、個人用であることを証明する書類を忘れないよう忠告している。