5月23日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】土地なし運動(MST)は二十三日、サンパウロ州西部ポンタル・ド・パラナパネーマで五千家族を保護するために、最初の大キャンペーンを実施する。
MSTは現地の労働組合が寄付した五頭以上の牛や何匹もの羊でシュラスコを用意し、キャンペーン開始を祝った。「ブラジル最大のキャンペーンになるだろう」と、ライーニャ・ジュニオール・MSTリーダーは予想した。
同キャンペーンはMSTの地域リーダー、ライーニャ氏の復帰祝いも飾る。同氏は昨年、武器の不法所持と強盗団結成で二度連続拘留され、今年はデング熱で入院していた。
土地なしの一団は二十二日午後、フェスタのために到着し始めた。多くの家族がキャンプをはるためのテントや用具を持って集結している。ライーニャ氏によると、二十四日には同地域、特にラポーゾ・タヴァーレス自動車道沿いの都市に住む土地なし約二万家族が集まるという。
未開拓地域奪回のためにサンパウロ州土地協会(Itesp)を通じて行った区分活動をライーニャ氏は引き合いに出した。ボーアス同会長によると、ポンタルの土地百十八万ヘクタールのうち、三十万二千ヘクタールが既に区分されたサンパウロ州の未開拓地域に当たるという。
ラーニャ氏は農場を占拠するつもりはないと断言した。同地域の諸団体は土地なしの動きに「大きな不安」を隠していない。