5月27日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十四日】七月六日から、携帯電話で市外通話や国際電話など長距離通話をするときに、電話会社を選べるようになる。選択方法は一般の固定電話の場合と同じ。電信庁(Anatel)は、長距離通話料金の節約になると言明している。
個人移動サービス式(SMP)システムの携帯電話会社が、長距離通話での変更を実施する。サンパウロ州では、ヴィーヴォ社(元テレスピ・セルラール社)が実行。セルラール移動サービス式(SMC)システムのA・Bバンド電波を使用しているBCP社は、この措置の対象にはならない。TIM社とOi社はすでに、選択サービスを実施している。
電信庁によれば、現在携帯電話利用者は三千六百万人おり、うち二百四十万人が長距離通話の電話会社選択をできるようになる。BCP社のように、SMPシステムに変更しなかった携帯電話会社の顧客はこのサービスを利用できず、その数は五百万人に上る。
電信庁によれば、現在携帯電話の長距離通話料金は、同庁が指定する料金上限額で請求されているため、選択サービスが実施されれば顧客にとって通話料金の節約になると指摘している。
同庁のジョゼ・L・ペレイラ・F氏によると、長距離電話会社のエンブラテル社やインテリギ社と契約を結んだ携帯電話会社は、料金を上限額にして利益分を分けているので、顧客に負担がかかるという。長距離通話に競争性がつくことで、同氏は料金が二〇%まで下がるとみている。