5月27日(火)
宮城県人会(中沢宏一会長)は、七月二十六、二十七日に、リベルダーデ広場を中心に「第二十五回七夕祭り」を催す。四月ごろから始めた準備も、約二カ月が経過し、祭りに向けて着々と準備が進んでいる。県人会では、平日十六人ほどのパートで薬玉、吹流しの製作を行っている。現在目標の半分が進行したようだ。
「一番苦労するのは、材料の選択。昔は紙が少しの雨でも、駄目になっていたけど、最近の紙は品質もよくなって少しぐらいの雨では問題なくなった」と、語るのは後藤事務局長。材料だけでなく、薬玉も時代を反映する。
七夕飾りの主役は「薬玉」とその下に付けられる二メートル八十センチの「吹き流し」。同県人会は、薬玉の製作を、外部から受け付け、今年も三十団体以上の申し込みがあった。材料は、県人会が用意する。日本語学校、老人クラブ、婦人会、USP、幼稚園などからの申し込みがあり、ミランドポリス郡にまでその範囲は及ぶ。リオ州からの問い合わせもあったという。昨年、外部からの薬玉は、招き猫や人形、ワールドカップにちなんだ日本、韓国関係のものがリベルダーデを飾った。
今年は、ワールドカップ、オリンピックなどの世界的行事が少ない年に当たる。薬玉の予想をしながら当日を待つのも楽しそうだ。