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悩み持つ人増える一途=「安らぎの道」グループ5周年

5月30日(金)

 「安らぎの道」福祉グループ(河村武雄氏主宰)は、二十五日午前十一時三十分から、岩手県人会会館で創立五周年記念祝賀会を催した。
 来賓としてブラジル日本文化協会代表で谷広海理事(日本語普及センター理事長)が出席して、約七十人の出席会員を前に「きょう初めて皆さんの活動を知った。医事健康、人生相談や心霊治療などの活動に専念する河村武雄先生を中心に、福祉の実践グループとして、明るく伸び伸びと世のため人のために尽くしている皆さんの活動を知って新鮮な驚きを覚えた。こんな機会を与えてくれて嬉しく思っているし、次の機会にはぜひ家内を連れて来たい」と挨拶して出席者の方を感激させていた。
 主宰者の河村氏は、長年心霊治療の道に携わっており、六年前から日系人の多いリベルダーデの一角で、日系人を中心に悩める人たちの相談相手となり、地道な活動を行って来た。そんな河村氏の人柄に魅かれる人々が集まって出来たのが河村氏の著書「安らぎの道」を冠した福祉グループ。今年で五周年を迎え、ささやかな祝宴を張ったわけだが、この五年間で延べ五万人の相談を受けた。
 年々その数が増えるとともに「末期癌の人が目立って多い」と言う。健康問題、人生相談さまざまな悩みが持ち込まれるが、そのほうも年を重ねるごとに複雑化、難問化しているという。
 そうした中で「少しでも役に立てれば」と奉仕を続けている。なお、この日の祝賀会には岩手県人会の千田曠暁会長も来賓として出席した。