6月5日(木)
サントス日本人会(上新会長)は、去る五月一日午前九時から、ポンタ・ダ・プライアのカナル6州軍警隊カンポで会員家族慰安運動会を開催した。運動会日和に恵まれ、終日賑わった。三十六種目が行われ、団体リレーは、男女ともアトランタ青年会が勝った。幼少年の種目は、年毎に非日系人の参加が増えており、この日が楽しみにされるようになっている。
上会長の開会あいさつのあと、少年百メートル競走から競技が始まった。今年も新里善秀・小林流空手師範(十段)が、五十余人の門弟を引率して参加、デモンストラソンを行った。いつもメンバーにはいっていたオズワルド・ジュスト元市長(六段)が、黄泉の旅に行き、姿が見えなかったのが淋しかった。
ラジオ体操は、厚生ホームの入居者らが披露した。ホームの仁熊義夫さん(岡山師範卒)が先頭にたち、「明治の青年ここにあり」を見せた。飛び入りとして非日系人グループの合気道。剣道のグループも参加した。遠藤民子さんが婦人会部員を指導して盆踊り「炭鉱節」を踊り、花を添えた。
七十歳以上の宝探しには、九十歳以上が十人も参加、用意した百個の景品が辛うじて間に合うほどだった。サントスは高齢者が多いところ、六十五歳以上が全人口の一五%でブラジル一だ。
来賓は、元下議の伊波興祐氏、市長代理のアントニオ・カロス土木長官、ジャマ前市会議長夫妻、アデリノ市議、バンニャ市議らであった。TVマールが状況を録画した。競技は午後四時終了、小藤典男副会長が「来年もまた」と閉会のことばを述べた。