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ES州で大油層発見=推定埋蔵量5億バレル

6月6日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】ペトロブラス石油公団は四日、最近発見したエスピリト・サント州ジュバルテとカシャロッテ油層の隣接地域で、さらに埋蔵量五億バレルと推測される大油層を発見したと発表した。これで同州大陸棚の全油層、六カ所の埋蔵量は合計で二十一億バレルとなった。
 この朗報でペトロブラス株が、三・三五%上昇した。金融市場は再確認のために、オフショア関連企業四百社がマカエ市に集合した。新規発見の油層は、どれもBC60ブロックに位置し、前記油層と一緒に試掘を行うと下請け企業はいう。
 ペトロブラス社は同地域に、日産十八万バレル稼働の採掘プラント・デッキを二基、金額にして二十億ドルを注文した。新油層は既存プラントと距離が二十キロメートルしか離れてないので、生産コストが大幅に節約されるとみている。
 BC60ブロックに四油層が集中し、埋蔵量は二十一億バレルもある。そのうち北側の二カ所は、埋蔵量十億バレルでカシャロッテとジュバルテと命名された。さらに南側の二カ所の埋蔵量十一億バレルは、名付け親を待っている。
 下請け企業は油層の広さを確かめるため、さらに広範囲に調査を行うと報告した。BC60ブロックは一九九七年、政府が公団の独占体制を解体したとき、公団から返還した二十一ブロックの中にあった。政府は返還分のブロックを、原油庁の管理に委ねた。