6月11日(水)
日系約三千家族が住むサンベルナルド・ド・カンポ市で十四、十五日、日本移民九十五周年を祝う行事が続く。
十四日は記念ゲートボール大会が瑞穂球場で行われた後、午後七時から市議会主催の式典が同市議会(サムエル・サバチーニ広場五〇番)で挙行される。十五日は午前九時半から、市立カシルダ・ベッケル劇場(同)で記念演芸会が予定されている。
サン・ベルナルド・ド・カンポ日伯文化協会連合会(波多野幸夫会長)によると、移民祭に市が協力、参加するようになって今年で二十二年。
案内に来社した南洋行同市議、桑原アントニオさん、井上ロベルトさん、松尾末幸さんは、「移民にとって意義深い行事。盆踊りなどが行われる演芸会には売店も出ます。どうぞ一緒に参加してください」と呼びかけた。
市議会主催の式典では桑原さんが、ジョン・ラマーリョ勲章を授与する。野球指導などを通じて地域社会のスポーツ活動の活性化に貢献したことが認められた。
南市議はまた、「今年は市制四百五十周年を迎える。九月には日本祭を行なうつもり」と話していた。