6月13日(金)
【既報関連=アゴーラ紙十二日】死亡者二十二人を出したレントゲン投影剤・セロバールの製薬会社「エニーラ」が六日、和議を申請していたことが明らかになった。
製薬会社側のパウロ・H・リンス弁護士によると、破産宣告を防ぐために和議申請に持ち込んだという。リオ州第一企業専門司法裁判所が和議を認めれば、エニーラ社は四百十万レアルの債務を二年に振り分けることができる。
ブラジル弁護士会(OAB)サンパウロ州支部破産・和議委員会によれば、セロバールの犠牲者の家族が賠償訴訟を起した場合、エニーラ社側は「和議で債務を交渉中」だと主張し、資産差し押さえを回避するとみている。