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移民95周年の展覧会=ショッピングスザノ=先駆者写真パネルなど

6月13日(金)

 十八日は移民の日。先祖が残した足跡を知ってもらおうと、スザノ市の服部タカさんが企画した展覧会「ブラジルの日本移民九十五周年」が同市内のショッピングスザノで開かれている。二十二日までの期間中、生け花などの日本文化を紹介するだけでなく、同市にゆかりのある日系人などを写真パネルで取り上げている。
 一九〇八年に笠戸丸により日本移民が到着して以来、日系人がブラジルに残してきた価値を再認識するだけでなく、その記憶を後世に伝えようと服部さんは、九九年から毎年展覧会を開いてきた。
 会場では生け花に加え、移民や日本文化を扱った写真パネルを二十枚展示。今回の目玉として著名な日系人三人に光を当てている。
 同市に最初に入植した一人、萩原喜作氏や「ブラジル移民の祖」として知られる水野龍氏、スザノ市に入植後、若者らに柔道を指導した内藤克俊氏を紹介する。
 この展覧会は午前十時から午後十時までで、無料。詳しい問い合わせは4746・7000へ。