6月14日(土)
サンパウロ総領事館(赤阪清隆総領事)は十二日午後、平成一五年春の叙勲伝達式をサンパウロ市モルンビー区の同総領公邸で行った。今回、同総領事館管内で叙勲したのは山内淳(七一、四等瑞宝章)、森昇(七八、勲五等旭日章)の両氏。
式には両氏の家族友人ら約三十人が出席した。なかには上原幸啓・文協会長、和井武一・援協会長、野村丈吾元下議、安部順二モジ・ダス・クルゼス市長といった顔触れもみられた。
山内氏は二世初の文協会長として日伯交流を促進した功績が特に認められての受勲。元モジ副市長の森氏は病院経営を通して邦人移住者の医療に貢献した点が評価された。
先月訪日し伊勢神宮での叙勲式に参加した山内氏はこの日、「わたし一人のものではない。支えて来てくれた人に感謝したい」とあいさつ。赤阪総領事から勲章を手渡された森氏も「人生の宝物である友人に囲まれて、受勲できてうれしい」と感無量の様子で謝辞を述べていた。
山内氏はアラサツーバ市出身で本籍は新潟県。森氏はピリグイ市の生まれ。