6月17日(火)
[マリンガ]マリンガ文協と福岡県人会は、去る六月一日、会館で第三回和太鼓発表会を開催した。テーマ「絆」で、クリチーバ日本総領事館、JICAが協力した。
出演はマリンガ、プ・プルデンテなど六団体、ゲストがアルモニアなど四団体で合計十団体。すべて小田幸久JICA派遣講師が指導したチームばかり。十代の少年少女が主体。
マリンガ・チームの、ブラジル的なものと和太鼓本来のものとを組み合わせた楽しい発表で始まった。ゲスト・チームの演奏は、曲は同じでも、太鼓を打つフォームや音の力強さなどそれぞれ特徴があった。
太鼓の響きが聴衆、観衆の魂を揺さぶるようで、魅力的であった。演奏会は、初めてであったし、よそからも人出が多く、七百人もの入場で立錐の余地もないほどだった。高齢者のなかには、太鼓の演奏を初めて聴いたという人もおり、感銘を覚えたようだ。(猪熊貞雄さん通信)