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高位の宮司が講演=「移民と日本人の発想」

6月17日(火)

 移民の日を機に、日系社会のあり方を探ろうとブラジル日本都道府県人会連合会(中沢宏一会長)は特別記念講演会を実施する。移民九十五周年と戦後移住再開五十年の節目を祝おうと来伯する鐵砲洲稲荷神社(東京都中央区)の中川正光宮司が講師を務める。テーマは移民と日本人の発想など。十八日午後四時からリベルダーデ商工会東洋会館で、入場無料。
 笠戸丸によるブラジル移住が始まった一九〇八年(明治四十一年)に石川県で生まれた中川宮司は、現在九十四歳。同神社でも高位の宮司として知られ、海外日系移民の道義昂揚を目的に創設された「財団法人道義新生会」の理事長なども務めている。十八日午前八時半からはイビラプエラ公園内の開拓先没者慰霊碑で、奉仕参拝も予定。
 講演会の問い合わせなどは県連(11・3277・8569)へ。