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簡易金融に注意=いう事、する事が不一致

6月18日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】金融業になりすました高利貸が、検察庁の目にとまっている。勧誘の手口は、容易に現金が手に入ること。先付け小切手を、十枚渡せばよいのだ。案内されたところはキンピカの事務所で、まさかあり地獄だとは思えない。収入以内で、生活ができない人にかけられたわなだ。
 高利貸取締法は一九三三年、法令二二・六二六号で制定されたが、空文化している。貸金回収に際し暴力をふるったり恐喝したり、借金の返済に不動産や自動車をだまし取る書類に、サインを強要するなどの行為を取り締まるだけになっている。
 簡易金融を調査したところ、貸し出し額は月収の一二〇%、所得証明は不要。申請した同日、銀行口座に振り込む。しかし、提示した金利と実際に徴収する金利が異なることが判明した。すでに高利を徴収したうえに、法外な手数料も徴収する事実が発覚した。
 簡易金融十二社の提示金利と実際に徴収する金利は、次のように異なる。
オムニは、一〇・九%提示が一二・〇一%を徴収。
ASBクレジットは一〇%が一五・一九%に。
モラーダ銀行は、九%が一一・九〇%に。
ゾグビ銀行は、一二%が一四・八二%に。
クレジアルは、九・八%が一二・二一%に。
クレジセルトは、一二%が一三・二八%に。
クレジマトネは、九・九%が一二・一八%に。
クレフィザは、一二%が一六・七一%に。
ロザンゴは、一二%が一四・八六%に。
マクシマは、一一%が一二・四四%に。
パナメリカノは、一二・三%が一三・六九%に。