6月18日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙一日】少ない投資、数百万人の人々が目にするかもしれないショーウインドーに商品を置くことが魅力で、中小企業はインターネット販売に駆け込む。〇二年のネット販売総額は九億レアルに上り、〇一年比で一五%の増加。平均販売価格は二百から二百三十レアルとなった。
しかし、ネット販売には注意も必要だ。「宣伝とマーケティングなしでネットビジネスに参入する企業は大きなリスクを背負うことになる」とインターネット調査専門会社社長は話す。商品の写真制作やホームページの維持にかかる費用は小企業にはかなりの負担となる。クレジットカードでの支払いに抵抗を感じる消費者もまだ多い。販売量が増えた時に起こりがちの、いいかげんな商品包装や配達の遅れといった販売後の問題に対するフォローもネット販売成功のカギと言えそうだ。