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池田大使が記念植樹=マリンガ文協に立ち寄る

6月18日(水)

 日本移民九十五周年を記念して十五日、在ブラジル日本大使館の池田維大使がパラナ州マリンガ市を訪れ、同市マリンガ文協の加古川語学学校の中庭にイペーを植樹した。大使が同州を訪れるのは今回が初めて。池田大使はマリンガのほか、ローランジア、ロンドリーナ、クリチーバなど各市を訪問したと、十七日付、ジアーリオ・デ・マリンガ・オンラインが報じている。
 パラナ州はサンパウロ州に次いで大きな日系コロニアがある。マリンガには七〇年代、日本移民七十周年を記念して当時の明仁天皇が訪問、また裕仁天皇も訪れたことがあり、マリンガ文協にイペーを植樹した。
 池田大使は日本移民九十五周年について、「この期間、移民たちは農業で始まり、ブラジル国民と交流を深め、また、日本人を拠り所として暮らした。これは日本とブラジルの間に素晴らしい交流の基盤をつくった」などと語った。マリンガ文協の安永修道顧問は、「私たちの間には強い絆がある。特に文化事業において毎回、交流の輪を広げている。(池田大使の)この訪問も九十五周年、そして百周年を祝うための礎となるだろう」と述べた。