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18世紀の教会が半焼=歴史遺産の保存に落ち度 ミナス州

6月21日(土)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十日】十九日、ミナス・ジェライス州大ベロ・オリゾンテ圏サバラー市で、歴史遺産「メルセス聖母教会」が半焼した。古都オウロ・プレットの植民地時代の豪邸が全焼してから約二カ月後の火災で、ミナス州での歴史遺産の保存方法に落ち度があることが問題化している。
 メルセス聖母教会は、十八世紀前半のバロック式の建築物で、一九三八年に国家歴史遺産に指定された。火災で木製の祭壇や天井、十字架、メルセスの聖母の像、聖人の像などが焼かれた。
 同日午前四時三十分ごろ出火し、消火まで約一時間かかった。地元市警は火災の原因を捜査している。