6月24日(火)
大統領の息子を護衛していた軍人を射殺した容疑で逮捕された二人は二十日、証拠不十分で釈放された。同日午前六時半には、リオデジャネイロ市北部で陸軍軍医が五発撃たれて死亡する事件があった。頭巾をかぶった男一人を含む三人組が同軍医の車をカデッテ車で尾行、四キロ走った所で犯行に及んだ。犯人らはただ軍医の車が欲しかっただけ、と市警はみている
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サンパウロ市イピランガ区のジュンタス・プロヴィゾーリアス通り近くで道路建設中のパウリストン(旧称フラ・フィーラ)で二十二日午前六時二十分、工事の穴にグリット街から来た車が落ちた。車はコンクリートの壁の間を抜けて落ち、火を吹いた。運転していた人は胸の痛みを訴え、救急病院に運ばれた。工事は今年末までに完成する予定だ。
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サンパウロ州モジ・ダス・クルーゼス市で二十一日未明、十九歳の男が十六歳の少女を殴り殺す事件があった。少女は男のガールフレンド。男の子供を妊娠し、ちょうど三カ月目だった。男はバールにいた少女を見て嫉妬し、殴る、蹴るなどの暴行を加えた。我に帰って少女が重体なのに気付き、「少女を見つけた時はもうこの状態だった」と偽って病院へ。だが少女は絶命した。後で警察の尋問を受け、犯行を供述した。
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雑誌『ニュー・サイエンティスト』の調査で、世界二十三都市のうち、治安が悪く人口が多いのに、リオが世界で最もシンパチカな(好感が持てる)都市であることが判明した。第二位はサン・ジョゼ(コスタリカの首都)、第三位はマドリッド。別の調査でも一般的にラテンアメリカの人々は観光客に親切で、ブラジル人の中ではカリオッカが最も親切だという。