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アルパの腕みがく=丸太さん、帰日後の演奏会を

6月24日(火)

 日本の皆さんにパラグアイハープ(アルパ)の音色を聞かせたい――。本場パラグアイで修行を積んでいたアルパ奏者の丸田恵都子さん(三一)が十七日に来社、アルパの魅力について語った。
 丸田さんは大阪府出身。九三年から三年間、青年海外協力隊員としてパラグアイに赴任、音楽教育活動をしていた時にアルパと出会った。昨年十月、サンパウロ在住パラグアイ人指導者、オズヴァウド・ガオーナさんに師事、同十二月から、本場パラグアイでパピ・ガランさん(六三)指導のもとアルパの腕を磨いた。
 パラグアイでは練習に励むほか、アスンシオンの日本人学校で音楽特別授業も行なった。また、CD「Ensuenos (仮邦題・パラグアイアルパの夢物語)」三百枚を制作、日本で協力してくれた人たちに手渡すという。
 丸田さんは「アルパはピアノの弦を縦にした感じ。音色が素敵」とにっこり。しかし、「日本ではアルパブームになっているが、まだまだ知名度は低い」とも。今月中に日本へ帰国予定だが、すでに演奏依頼も届いているという。「日本に帰ったら、音楽活動に専念したい」と意気込みを語った。