6月25日(水)
「ちょっと前、入れ墨を入れたのよ」と恥ずかしそうに上着をめくると、腰には「媛」の字が。
『Princesa』と入れたくて、辞書で「姫」ではなく、この文字を選んだのだという。
「かわいいでしょ。でも、お父さんには怒られちゃった」とペロリと舌を出すのは日系二世の父を持つアルゼンチン三世の饒平名(よへな)シルヴァーナちゃん(二一)。
「どこか外国に行くチャンスがあれば絶対日本!」という彼女は十歳の時に初めて訪日し、大の日本ファンに。
もちろんオジイとオバアのふるさと、沖縄にも行ったものの、「親戚たちと会話出来なかったのが悔しくて」帰国後、自主的に日本語の勉強を初めたのだという。
しかし、現在はブエノスアイレス大学医学部の学生で「毎日忙しくて大変。時間がなくて日本語の勉強も今は休んでるの」と残念そう。
大好きなマテ茶を飲むときは「苦いから、溶いた蜂蜜を入れる」のが彼女流。
「お一つどーぞ」とばかりに差し出された甘めのマテ茶を啜りながら、記者も思わず、「君の笑顔にグラシアス!」 (剛)