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南大河山脈の大自然満喫=山脈上に美しい町々=寒さと冬景色が魅力

6月27日(金)

 ブラジル南部の最先端のリオ・グランデ・ド・スル州にある美しいセーラ・ガウッシャ(リオ・グランデ・ド・スル山脈)地方。同山脈は巨大な滝や渓谷、松林など壮観な風景が見られる。夏にはアジサイの花が咲き乱れ、冬に降雪があるほど寒い地域だ。ヨーロッパ移民に愛されたセーラに町が創設され、現在では有名な観光地となった。イタリア移民が多いカネーラとグラマード。ポルトガル移民のサン(聖)フランシスコ・デ・パウラ。ドイツ移民の町、ノーヴァ・ペトロポリスなどである。

 [カネーラ]
 7月6~22日まで移民祭が開かれる。
 カラコル公園▼高さ27mの展望台から、アラウカリアの木々の上から360度の自然豊かな風景が見渡せる。双眼鏡は欠かせない。高さ131mのカラコルの滝も見物。
 フェラドゥーラ公園▼サンタ・クルス川によって刻み込まれた深さ420mのキャニオンが印象的。アロイオ・カッサドール滝がある。
 フロレスタ・エンカンターダ公園▼長さ415mのロープウェイで景色を楽しもう。カラコル滝が見える展望台も。
 ノッサ・セニョーラ・デ・ロウルデス(聖母ルルド)教会▼石で造られた英国ゴチック式の教会。高さ65mの塔が美しい。
 アーノス・ドウラードス(黄金の時代)博物館▼1920~70年代の車36台を展示。200台に及ぶミニチュアも。
 ムンド・ア・ヴァポール(蒸気の世界)▼工場のミニチュアがある。ヨーロッパ風の住居のレプリカや子供用の電車も。
 シッチオ(別荘)・ダ・ママンエ・ノエル▼1916年に建設された、〃サンタ・クロースの奥さん〃の木造屋敷。クリスマス飾りやアンティークな家具でいっぱい。お子さん連れで。
 アルペン・パーク▼7月半ばからアルパイン・コースターが登場。910mを高スピードで突っ走る。
 [グラマード]
 チョコレートで有名なグラマードでは、8月18~24日まで「グラマード映画祭」が開催される。7月以降も滞在を延ばして、ラ米で最も重要な映画祭を拝見しては?
 ハリウッド・ドリーム・カーズ博物館▼40~60年代の車27台を展示。
 アウデイア・ド・パパイ・ノエル(サンタ・クロース村。別名=クノール公園)▼1940年にオスカル・クノール氏が創設。サンタの家や工場がある。
 Chagdud Khadro Ling寺▼チベット風の建築物で、ネパールから来た絵画で飾られている。
 ミニ・ムンド(小さな世界)▼ヨーロッパの城や屋敷、広場、水車、滝、線路などのレプリカのミニチュアが見れる。
 [サンフランシスコ・デ・パウラ]
 冬場、湖が凍る年もある同市は、手製のブーツの産地。お土産に一足どうぞ。8月9日には、ロンコ・ド・ブージオという音楽祭がある。
 パッソ・ド・エッセ(S)滝▼高さ30mの滝。アラウカリアの森に囲まれている。
 [ノーヴァ・ペトロポリス]
 1824年にドイツ移民によって伝えられた「カフェー・コロニアル(植民地式朝食)」。クッキーやケーキ、パン、タルトなどをコーヒー、牛乳、リンゴ茶でいただく。7月5~27日の土日、フォウクローレ祭が開催される。
 アウデイア・ド・イミグランテ(移民村)▼1875年から1910年に、ドイツ移民によって建設された屋敷が9つある。