6月28日(土)
国立がんセンターの内視鏡部消化器科の佐野寧医師(医学博士)と遠藤ヒサシ医師が来伯、六月三十日、七月一日の両日、セントロ・コンベンソンエス・デ・レボウサスで開催される内視鏡学会の席上、がんの早期発見に関する講演と実演(デモンストラソン)を行う。
佐野博士は、昨年三月にも藤田伸博士と来聖、サンパウロ連邦大学とクリニカ病院で講演した。
今回の学会には、ラ米諸国から四百人もの医師が参加、両医師は日本が誇る内視鏡診断技術など最先端技術を公開する。内視鏡によるがんの早期発見で、放射線治療の不必要など、大きなメリットがあるとされる。
両医師の講演をコーディネイトしたのは、日系のパウロ・サカイ医師とシンイチ・イシオカ医師。佐野医師は去る七日、高木本社社長に「ドトール・サカイに招待され、再び学会で講演を行えるのは光栄」とメールを寄せている。