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リベルダーデに=廃品リサイクル・センター=総領事館が草の根協力=写真=引き渡し式で挨拶する赤阪総領事

6月28日(土)

 日本政府の草の根無償資金協力で、リベルダーデ区バロン・デ・イグアッペ街九百五十番に建設された廃品リサイクル・センター施設の引き渡し式が二十六日午前、赤阪清隆サンパウロ総領事ら関係者が出席するなか、挙行された。折り鶴が吊るされた会場は祝賀ムード一杯。多数の地域住民も詰め掛け、施設の完成を祝った。
 路上生活者を支援するキリスト教系NGO『イマクラーダ・コンセイソン・ド・ブラジル』からの要請で、政府はセンター建設費用として五万六千ドルを協力。土地はサンパウロ市が提供した。
 施設では廃品の収集・分別・再資源化事業が行われる。六十人の路上生活者が働く予定。
 赤阪総領事はこの日、政府の草の根資金協力について説明。「日伯市民の友情の証しがまたひとつできた」などと喜びを語った。
 同NGOは市内サンフランシスコ広場に拠点を置く。リサイクル事業を通じて、廃品回収で生計を立てる路上生活者の自活を促し、社会・経済・環境の向上を目指してきた。日系企業の池崎商会も協力に当たっている。