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前立腺がん予防を=援協診療所キャンペーン

7月1日(火)

 日伯援護協会総合診療所は七月一日から三十一日まで、四十歳から七十歳までの男性を対象に泌尿器科人間ドック五〇%割引キャンペーンを行なう。二十六日、援協理事の吉川卓志さん、泌尿器科担当医師の坂野アキオさん、援協管理主任の大段務さんが来社、多くの受診を呼び掛けた。
 四十歳以後は前立腺肥大やガンにかかりやすく、また、進行も早くなる。専門医は、四十代から七十歳の男性で特に家族の誰かがガンにかかったことがある人に受診の必要性があると指摘している。ガンは発病初期に症状がない。検診を受け早期発見できれば治る確立が高いという。
 同診療所が行なう泌尿器科人間ドックは早期発見、早期治療を目的とし、同時に定期検診に対する認識を普及させようというもの。検診内容は腎臓、尿路と前立腺の超音波検査、血液検査、尿検査、P・S・A、クレアチニン尿素など計八種目で腎臓などの異常を調べる。
 通常料金は四百四十一・一五レアルだが、今回は約五〇%割引の二百二十二・四七レアル。その他、追加検査があった場合も割引料金で受け付ける。支払いは三回分割払いも可(一回目七十五レアル、二回目七十五レアル、三回目七十二・四七レアル)。診察は日ポ両語で行なわれる。予約制。吉川さんらは、「多くの日系中高年男性に受診してもらいたい」と呼び掛けている。
 問い合わせ・申し込みは、同診療所(電話11・3208・1866、内線3)まで。