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殺し屋雇って父殺害=デカセギ遺産100万R$狙い?

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7月1日(火)

 五月九日、サンパウロ市から百五キロ離れたカサパヴァ市の自宅で、ハラダ・カズさん(六四)が射殺された事件で警察は二十七日までに、ハラダさんの子供二人を含む五人を殺人容疑などで逮捕した。
 ジョルジ・アレシャンドレ容疑者(二一)とアンジェラ・ユリ容疑者(三三)は、日常的に暴力をふるう父親に耐え兼ね、自宅の家政婦の娘を通じて知り合った男二人に殺害を依頼した、と自供している。アゴーラ紙、モジ・ニュース紙などが二十八日付紙面で大きく報じた。
 男二人は先月九日夜、ハラダさんの自宅に押しかけ、被害者が寝ていたところを襲い、六発発砲して殺害した。事件当時、自宅にはジョルジ容疑者とハラダさんの妻がいた。夫人は一切の計画について知らなかったと供述している。
 ハラダさんは元フェイランテ。長い間、日本へ単身出稼ぎを続けていた。最近帰国したときには現金約四万ドルを携えてきたとみられている。近所の人の話では年に一回は家族の元に帰ってきていた。アゴーラ紙によると、家族に残された遺産は約百万レアルに上ると見積もられている。
 依頼者と実行犯の間を取り持ったのは、ハラダさん宅で働く家政婦の娘(一九)で、犯人には報酬金としてすでに三万六千レアルが支払われている、とモジ・ニュースは伝えている。