7月2日(水)
大サンパウロ市圏マウアー市の学校の教員・生徒三十人が二十九日の夜から約二十時間にわたって、海岸山脈の中で迷子になった。一行は自然観察のため同山脈に入ったが、コースから外れて森林の奥に迷い込んだ。生徒が携帯電話で消防署に連絡し、全員無事救助された。教師一人が無数の蚊に刺されて脚が腫れ上がり、治療を受けるはめに。
◎
サンパウロ市地下鉄(メトロ)職員労組は三十日夜、一日決行予定のストをあきらめた。高等労裁が、メトロ側が支払いを渋っている価格調整一八・一三%分を三回払いにするよう提案し、労組側が賛成したためだ。だが同労組は、七日に再度会議を開き、スト入りを検討するという。
◎
六〇キロの制限速度が八〇キロに落書きされ、レーダー速度取締機の存在を知らせる標識がいたずらされたり、取り去られたりして運転手らが混乱している。標識の情報を確認できずに罰金を科せられることも多いという。場所はパラナ州クリチーバ市とコロンボ市を結ぶブドウ街道(州道PR417線)。パラナ州では毎年五千枚の標識が損害を受け、百四十五万レアルが標識交換に費やされている。
◎
サンパウロ州スザノ市で三十日夜、痴漢が洗濯屋勤務の女性(二二)に婦女暴行を働こうとしたが、未遂に終わり、三レアルとバス回数券など数枚を奪って逃げた。同女性はバス停に一人でいたところ、突然現われた男に首を絞められ、茂みに引きずられて行った。男は銃で脅して服を脱がせ始めた。その後「神様のおかげで、立たなくなった」と女性は警察に証言した。