南マ州のバルゼア・アレグレ移住地(テレーノス市)から約百五十キロのタウナイにインディオ保護区があり、テレーノ族が七部落に七千人ほど居住している。
アルデイア・モリーニョ部落を訪ねた。ブラジル人との接触で固有の文化がすたれてきたのは、ほかの部族同様、ここも例外ではない。
ジョアン・パウリーニョ酋長によると、最も力を注いでいるのが、子供の教育だという。
部落内には学校が一校あり、中学卒業まで学べる。六年生までは、テレーノ語を習う。
予算不足で文具さえ購入できない中、教師は手作りの絵カードを作成するなどして、言語の継承に必死だ。
子供たちの反応は、「ポルトガル語よりテレーノ語が好き」。(古)
03/07/04