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リオが正式立候補=五輪開催票決でサンパウロ市を制す

7月8日(火)

 【フォーリャ・オンライン七日】ブラジル・オリンピック委員会は七日、二〇一二年度五輪の開催都市候補を決めるため、候補都市であるリオデジャネイロとサンパウロの票決を実施した。その結果、二十三票対十票でリオ市がブラジル代表の開催都市候補として選ばれた。票決は、リオ社会経済開発銀行(BNDES)本部で行われた。
 二〇〇五年、国際オリンピック委員会(IOC)は、一二年度のオリンピック開催都市を決定する。リオのほか、ニューヨーク、ロンドン、パリ、モスクワ、マドリッド、ライプチヒ、イスタンブール、ハバナも立候補している。
 今回の票決で重視されたのは、リオが〇七年度パンアメリカン大会の主催地に選ばれていたことだった。このイベントで、オリンピック用施設の約七〇%が完成するからだ。そのため、リオのオリンピック開催費は四十七億ドルに見積もられ、サンパウロの百十六億五千万ドルの三分の一となった。
 唯一の問題点として指摘されているのは、地下鉄を現在の延べ三十五キロから五十四キロへ延長することである。