7月8日(火)
「ヘリで受刑者奪回試みる」事件で、同様の事件が昨年一月十七日白昼に起きていた。犯人二人が、サンパウロ市カンポ・デ・マルテ空港でヘリを借り切った。飛行中、銃で操縦士を脅し、大サンパウロ市圏グアルーリョス市ジョゼ・パラーダ・ネット刑務所へ直行させた。中庭に出ていた受刑者二人がヘリに飛び乗り、わずか六秒という短時間でうまく奪回に成功。一味はエンブー市で降り、車で逃走し、操縦士は解放された。数カ月後、警察は事件の関係者四人を逮捕している。
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七日午後二時の情報によると、サンパウロ市地下鉄の職員らが同日午後六時三十分に会議を開き、再度スト入りするか検討するという。六月十七、十八日の二日間のストでは、二百五十万人が足を奪われた。先週もスト入りの動きを見せたが、裁判所との交渉であきらめていた。「九日(水)が休日なので、ストを始めても影響が出ないかも。八日(火)にスト入りするか分からない」と労組側は述べている。
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路上駐車の番人(二五)が五日午後一時半、サンパウロ市中央区で背中と腹部を刺されて死亡した。犯人は売春婦ネガの情夫。車番は売春婦に一レアル借金があり、それが理由で刺殺されたと警察ではみている。被害者の恋人は、番人は三カ月前に第八警察の拘置所から脱走し、サントス・アンドラーデ広場で車番をしていたと警察に話している。
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サンパウロ市で七日以降、過去に交通警察部隊(CP=Tran)で職務に従事していた計八百九十六人の軍警が駐車違反やロジージオ違反などありとあらゆる交通違反を取り締まる。交通業務とは別に同警官らは緊急事態などにも対応し、特別な制服は着用せず、マロンジーニョ(交通監督官)とも協調する。州政府は軍警が科した罰金の一部を懐に入れる。