7月9日(水)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙八日】パラナ州クリチーバ市で、六日午後から七日未明まで降ひょうが続き、市内で少なくとも一万三千棟が停電被害にあった。また、六万棟以上が断水に苦しんだ。
学生のカルロス・H・コスタさん(一六)が六日午後八時ごろ、橋を渡ろうとしてころび、そのまま川に落ちて行方不明になった。翌七日、コスタさんの遺体が発見された。
各地で車両の運行が不可能になり、多くの家屋も屋根などが破壊された。ショッピングセンターの天井が崩れ、少なくとも住宅ビル屋上のアパート三軒が倒壊した。
大クリチーバ圏カジュルー救急病院でも、屋根が重みに耐えられずに崩れ、雨水が一気に院内に流れ込んだ。同州の教育放送局でも屋根が崩壊し、一時放送が停止された。