7月11日(金)
【ジアーリオ・デ・サンパウロ紙六日】サンパウロ市の警備施設が整っている高級アパート、住宅(コンドミニオ)で、月に平均二十件の強盗事件が発生している。警備の専門家たちが作った統計によれば、サンパウロ市内には二万五千のコンドミニオがある。
事件の九〇%は、犯人が正門から堂々と侵入している。守衛をだまし、住民の治安対策の裏をかく場合がほとんどだ。さらに七〇%は内部から警備の情報が漏れている。
犯行グループは、現金輸送車を襲うより、コンドミニオを狙ったほうが安全で確実だということを知っている。警備など内部状況については、守衛からバールなどで友人を装って聞き出しているケースが多い。守衛の教育が必要と指摘している。