先月、一本の電話を受け取った。
本紙七面(四月八日付)の「『日伯学園構想に関する報告と提言』を文協が配布」という記事を読んでの問い合わせ。
「そちらは文協ですか」「いいえ、ニッケイ新聞です」「えっ」
というやりとりの後、その記事中で文協の電話番号が本社のものと入れ替わっていたことを思い出した。
そのことを説明しながら、同報告書についての
話を交わした後、電話の掛け先を聞いた。
「申し遅れました。日亜学院の理事長です」
今度はこちらが「えっ」という番。
折しもアルゼンチンに取材に行く前日で、同学院も訪れようと思っていたところ。
報告書を持参することを約束し、現地の取材協力の依頼をしながら、天の配剤という言葉を思いだした。 (剛)
03/07/11