7月12日(土)
五十周年記念祭実行委員会(中沢宏一会長)は、八日午後二時から同事務局で臨時役員会を開いた。今回の役員会で、式典の行程や植樹の日程、会場となるサンパウロ州議事堂モヌメンタル・ホールの配置図などが調整された。五十周年事業で、主要な事業は式典、植樹、記念誌発行の三つ。以下に、八日までに決定した事項を紹介する。
[式典]同ホールで九時に受付、入場、その後井上祐見さんによるテーマソング披露や来賓あいさつなどを行う。十一時四十五分までに、同議会内フェスチバル・ド・ジャポン会場に移動し、特設パルコでカクテルパーティーを催す(式典は予定)。
高知、岩手、広島、宮城、兵庫県知事が参加。その他、大使、総領事をはじめとして、文協、県連、援協関係者、日本企業の重役クラスの参加が予定されている。中沢会長は「日本からの来賓団は百五十人規模になる。ブラジル側でも、同様に百五十人規模を予定している」と、予想している。川合昭企画委員長によると「具志堅ルイス大統領府広報長官は、自分では『式典で話しがしたい』と言っている」と、具志堅長官の言葉を伝えた。
[植樹]十九日にアグア・デ・ピニェリーニョ公園、八月初旬にオザスコ公園市内で行われることが決定。石川準二植樹委員長は「サクラやイペーに与える水だが、区役所の協力で五千リットルの給水車が提供された。充分な量を得るには、もう一つの給水車が必要」と、課題を語った。現在までに、USPでの植樹を完了している。
[記念誌]年末をめどにして発行を予定。製作団体は、ブラジル日本移住者協会。後援、JICA、サンパウロ新聞、ニッケイ新聞。JICAは、記念誌を買い取る形で協力予定。記念誌編纂実行委員会(瀬尾正弘委員長)が、編集委員会(進藤次夫委員長)の上級委員会となり、渉外などを行う最終的な責任委員会となることが決定された。協賛委員としてサンパウロ人文研の宮尾進さん、鈴木正威さんに協力を要請中。