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憩の園にタンス贈るーツニブラの利益還元

7月18日(金)

 日系旅行社大手のツニブラ・トラベル(赤川リカルド威社長)はこのほど、救済会(左近寿一会長)が経営する憩の園(グアルーリョス市)にタンス四十棹を贈った。同施設への物品寄贈は、創業五十周年を記念して九九年に始まったもので今回が三回目。
 憩の園は、入居者のプライバシーを確保するため、居室の一部個室化に踏み切った。
 これまで使っていたタンスは老朽化がひどく、中には、開閉に難のあるものも。ツニブラは、施設の要望に答えて、特別注文でつくらせた。  入居者のある女性は、「立派なものをいただきました」と、喜んでいる。
 米テロ事件やイラク戦争などの影響で、旅行業界の景気は良好とは言えない。厳しい状態の中での協力だ。
 大滝昌之専務取締役は、「営業利益が出れば、それを社会に還元していきたい」と、話している。
 救済会の創立に関わった石原桂造氏は、ツニブラの創業にも加わった。また、本永群起理事は、ツニブラの元専務で両者のつながりは深い。