7月19日(土)
社会福祉法人こどものその(井口信理事長)は、十三日に、同園本部で「第二十回慈善バザー」を催した。冷え込みが強いあいにくの天気にもかかわらず、例年通り一万五千人の人出でにぎわった。
会場の舞台では、終日、世界各国の舞踊が行われた。ブラジルや日本の舞踊のほか、イタリア、リトアニアなどが好評を博した。西田康二こどものその評議委員会会長は「思いのほか、舞台で行われた国際民族舞踊が好評だった。ただ、バザーで買い物をせず、舞踊に見とれている人が多かったのが反省点」と苦笑い。
目玉となったのは、日本から寄付された段ボール二百四十七箱分の衣類。売り場には、長い行列が出来、昼頃にはめぼしい品は売りきれていた。冷え込みが強かったため、飲み物の売れ行きは伸び悩んだが、その一方で、うどんやちゃんぽんなどの食べ物が売上を伸ばした。特に焼き鳥などは、二五〇キロ仕込んだ分が、午後三時半頃には売りきれという盛況ぶりだった。
今年のバザーも、七十団体千二百人のボランティア参加者が集った。「焼き鳥の仕込みは、前日の昼頃から午後の十時頃までかかった」と、ボランティア参加の佐藤義孝さんは苦労を語った。多くの無償の汗が、コロニア最大規模のバザーを支えていた。