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ことしも盛況―全伯老ク芸能祭

7月19日(土)

 老人クラブ連合会(重岡康人会長)は十三日午前八時半から、文協大講堂で「第二十七回全伯老人クラブ芸能祭」を催した。同芸能祭と共に、バザーも行われ、千百人以上の人出でにぎわった。バザーには、日系の高齢者に限らず、日系、非日系の若者の姿も見られ、目玉となった古着もほぼ完売した。
 芸能祭は、先亡会員への黙祷「老人クラブの歌」に続き、大会役員、JICAシニアボランティアで派遣された安達正子さんなどが紹介された。続いて重岡会長があいさつ。その後、戸塚マリ審査委員長が、舞台上での注意事項を助言した。
 サンパウロ中央老荘会所属の織田耕行さん(七四)の「炭坑節」を皮きりに、八十五組約五百人が民謡や団舞、詩吟などを披露した。最後に、特別出演として、百二歳の本山喜久雄さんが自作の「老人花ざかり」と、老ク連おどり教室生徒二十一名による団舞が披露され、幕を閉じた。
 各部の優勝者(チーム)は、以下の通り。
 [団舞]モジ・ダス・クルゼス中央日会老人部「南部俵つみ唄」。[ダンス]ピニェイロス文化親睦老荘部「山のロザリア」。[個舞]富永政子(ビラ・マリア鶴寿会)「祝い船」。[コーラス]サンパウロ鶴亀会「みかんの花咲く丘・故郷」。[民謡]市村キミ(セントロ桜会)「筑波山唄」。[詩舞]池本州海枝(レプレーザタ高砂子会)「荒城月夜の曲を聴く」。[詩吟]野村愛国(イタペチ万寿会)「春望」。[歌謡寸劇]ビラ・カロン文協老人部「浪花恋時雨」。(敬称略)。