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農場主ら 橋を再封鎖=MSTとの話し合い決裂

7月22日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十一日】五時間に及ぶ集会が二十日に行われたにもかかわらず、地元農場主とMSTメンバーはリオ・グランデ・ド・スル州内陸部、サン・セペ市の国道三百九十二号線パッソ・ド・ヴェルデ橋の占拠を解除する合意に達せず、状況は緊迫の度を再び増した。農場主たちと同様に土地占拠運動(MST)のメンバーはこん棒、石で武装している。
 一車線が解放された七十一メートルの同橋は通行が再び完全に遮断され、百人の警官に監視されている。同橋は十九日朝、数日間続いてきたMSTメンバーの行進を妨害するために、サン・ガブリエルの農場主と同地域の農場組合のメンバーによって封鎖された。MSTメンバーは、彼らが非耕作地とみなすアルフレッド・サウスオールにある一万三千二百ヘクタールの農場を占拠するためにサン・ガブリエルに向かおうとしていた。
 同橋の通行を解除する条件として農場主たちは、MSTメンバーに三キロ離れたラーゴ・ド・パッソ・ヴェルデに戻るよう要求した。MSTメンバーは農場主たちの要求を拒否した。
 膠着状態を前にして、ヴァルガス・サン・セペ市長は道路占拠禁止命令を裁判所に要請した。同市長はMSTであろうと農場主であろうと、市の公共物や道路の占拠回避を求めている。MSTのリーダー三人は二十日朝、二十二日に事情徴収に応じるよう通知を受けた。エスコバール判事は要請を認めるか否か、MSTの立場を聞き取りたい考えだ。