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ルビーニョ 今季初勝利=ハンドルさばきはセーナばり F1英国GP

7月22日(火)

 【各伯字紙スポーツ面二十一日】「ルビーニョにアイルトン・セーナの〃霊が乗り移った〃」という見出しが、二十一日付のアゴーラ紙に大きく出た。二十日開かれた自動車レースのフォーミュラワン(F1)今季第十一戦、英国GPの決勝で、ブラジル人レーサーのルーベンス・バリケーロ(通称ルビーニョ、フェラーリ所属)が、大胆なハンドルさばきで今季初勝利を挙げたからだ。
 レース開始前の小雨で、ルビーニョはスタート時に少々遅れをとったが、十一周目で攻撃を始めた。だが十二周目に、「聖書を読め。聖書は常に正しい」と書かれたプラカードを掲げたキルト姿の男がサーキット内に侵入する騒ぎが。男は地元警察に現行犯逮捕された。
 度々レースを邪魔されたルビーニョだが、セーナを思い起こすハンドルさばきで対戦相手らを次々と抜いていき、1時間28分37秒554で今回の優勝を果たした。
 「きょう(二十日)、彼(セーナ)が、自分のレースを見て感動してくれたと確信しています」と、ルビーニョは涙ぐんでいた。