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農場主ら 橋を開放=MST 再び活動を開始

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7月23日(水)

 【既報関連=エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】リオ・グランデ・ド・スル州サンガブリエル地方の農場主たちは二十一日未明、サンセペー市とサンタ・マリア市の間にある国道三九二号線パッソ・ヴェルデ橋の占拠を解除した。こうして、土地占拠運動(MST)との衝突が懸念された二日間にわたる緊迫状態は終結し、MSTのメンバー約八百人は南部での行進を続行した。
 マルセーロ・P・モラーレス連邦判事が第一審で自動車道の占拠解除を命じ、二十日夜、MSTと農場主たちは五時間に及ぶ交渉集会を開いた。
 集会の場で、ヴウマール・レイテ同州農地改革局長官とジョゼ・O・ジェルマーノ同州保安局長官は、「MSTには自由に運動をする権利がある」と主張した。農場主たちは、「土地の所有の権利もある」と反論し、州政府にMSTに農地占拠をさせないと約束させ、橋の占拠の解除に至った。
 軍警もMSTとともに行進してメンバーらを監視するという条件で、MSTは行進の続行を認められた。農場主たちはさらに、MSTのメンバーの身元を明らかにしてほしいと要求した。
 夜が明けるとMSTは、軍警に身分証明書を提示し、行進を再度開始した。午後にはサンセペー市のヴィラ・ブロック区にキャンプ。二十二日には、さらに二十四キロ前進し、MSTの運動に協力的な小農家の土地内で終了期限なしのキャンプ生活を始めるもよう。
 サンガブリエル市の農場主アルフレッド・サウスオール氏の土地一万三千二百ヘクタールの公用徴収がMSTの目的。MSTはその土地を未耕作地だとみなしている。