7月24日(木)
【フォーリャ・オンライン二十三日】ブラジル地理統計院(IBGE)が毎月調査する同国の完全失業率が六月、先月比〇・二ポイント上がって一三%になり、過去最大の値を記録した。
五月の失業率は一二・八%で、昨年六月は一一・六%だった。
五月から六月までに約二万人が解雇された。求職活動者数は三万四千人に到達。合わせて二百七十三万五千人の失業者あるいは求職者が、ブラジルの主要六都市にいることが明らかになった。
労働者の月給も下降傾向にあり、六月の平均所得は一三・四%下がった。六地域の主要都市での平均所得額は八百四十七・九レアルとなった。
所得減少で最も悪影響を受けたのは自営業者で、六月の所得が前月と比べて一九・七%も少なくなった。一方労働手帳で登録されている正社員は、九・四%減、民間企業に働くフリーターは八・五%減に止まった。