7月26日(土)
【アゴーラ紙二十五日】カイシャ・エコノミカ・フェデラル(CEF)とブラジル銀行の両銀行が八月から、低所得者と零細企業向けに低金利で貸し付けを始める。この小口融資計画は、六月にルーラ大統領が発表したもの。
ほかの銀行は八月から、同計画に従って次の三つのどれかを実施しなければならない。一、低金利で融資する。二、同融資を実行するほかの銀行に割り当て分の金額を渡す。三、割り当て分を中央銀行に無利子で預金する。
銀行はこの計画実施のため、預金の二%を当座預金に回し融資しなければならない。金利は月二%とする。
パロッシ財務相は、同計画の融資総額は十一億レアルと発表した。ただし八、九月の二カ月間は、予定の半額しか融資されない。
ブラジル銀行は八月十五日から小口融資を開始する。与信の対象は公式に年金を受けている人で、二十四カ月据え置きで百から四百八十レアル貸し付けられる。
CEFは八月末から融資する。対象は当座預金の口座をCEFに三か月以上開けている人。ポウパンサの残高百レアル以下の人も含まれる。
ブラジル銀行連盟(Febraban)は、大手の市中銀行五行は同融資を実施する条件がそろっていると発表。ただし、開始時期は決定されていない。
融資対象は二種類あり、自然人の融資限度額は五百レアル、零細企業など法人は千レアルまで。