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被告9人に無罪判決=93年、軍警が21人を虐殺

7月29日(火)

 【アゴーラ紙二十四日】リオデジャネイロ市で二十三日に開かれた法廷で、判事は同市ファヴェーラ(貧民街)の『ヴィガーリオ・ジェラル』で行われたシャシーナ(大量虐殺事件)の容疑者五十二人のうち九人に無罪判決を言いわたした。
 同法廷で、検察官に対し、九人の被告が供述した録音テープの内容は、審理中の他の被告を無罪に導くためのわなだった可能性が高いとの証言があった。検察官はこのテープを被告九人の容疑の証拠としていた。
 一九九三年八月三十日、軍警がファヴェーラを襲い二十一人を虐殺した。このシャシーナは、二日前に軍警四人が同ファヴェーラで麻薬密売人たちに襲われ殺されたことに対する報復として実行された。