7月29日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙】子供たちが通う学校を選ぶ時、両親はちょっと気をつけなければならない。サンパウロ州消費者保護センター(Procon)のアマーロ補佐はいくつかヒントをくれた。
その一つは学費をよく調べること。月々の出費に占める割合が大きいからだ。また、家もしくは両親の職場から学校までの距離をきちんと確かめること。学費が安くても、距離が遠いと通学費が高くなる。
もう一つ、最も気をつけなければならないことは契約書の内容の確認だ。後になって問題が起こらないよう、サインする前に契約書を注意深く読む必要がある。入学申し込み期限の最低四十五日前に学校側は契約書、教室の定員、年間授業料を通知しなければならないと法律は定めている。生徒の親は契約書を読む時間を割いて、あらゆる疑問を払拭してからサインすべきだという。
授業料が未払いとなっても、学校への立ち入りや教室活動への参加を禁じたりするなど、教育現場で生徒に対していかなる罰則も学校は科すことができない。そして生徒は教室内で別扱いされたり、侮辱されたり、心理的に締め付けられたり絶対してはいけない。
両親の期待に沿ったものかどうか、学校の教育方法を知ることも大切。伝統的教育と呼ばれる方法は教師の人格に基づいた実践にあるとされている。フランスの哲学者ジャン・ピアジェの認知理論に基づいた教育方針を掲げる学校も珍しくない。