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七夕、バンザイ!―宮城県―浅野知事、25年の実績称える

7月29日(火)

 「皆さんのおかげで、七夕がこのような大きな祭に なりました。七夕バンザイ!サンパウロバンザイ!宮城バンザイ!ブラジルバンザイ!」浅野史郎宮城県知事(五五)は会場に向かって手をいく度か勢いよく振り上げた。薬玉と吹流しが流れる会場は、それに応えるようにバンザイで返していた。
 宮城県人会(中沢宏一会長)主催、リベルダーデ文化福祉協会(池崎博文会長)振興で「第二十五回サンパウロ宮城仙台七夕祭」が二十五、二十六日、東洋街で行われた。フェスチバル・ド・ジャポンと重なる日程にもかかわらず二日間約六万人が来場し、七夕を楽しんだ。
 七夕の由来は、中国の乞巧奠が日本に伝来したもの。年に一度合う牽牛星、織女星に技巧の上達を婦女子が祈願した。最も今の七夕は恋愛成就、仕事、受験の成功など様々な願いが短冊に記される。会場の、竹は様々な短冊で大きくしなる。一枚一レアルの短冊は、同県人会の重要な収入源でもある。
 初日午後三時から行われたテープカットには、浅野知事を始めとして池崎会長、小林パウロ連邦下院議員、羽藤ジョージ市議会議員、ウィリアム・ウー同会議員ら多数の来賓が出席。また、ミス七夕のミレーナ・キヨミ・上原さん(二三)ら三人も参加し、祭に花を添えていた。その後、来賓は開会式に臨んだ。池崎会長は「宮城県独特の祭が、このように盛大に行われていることは大変意義深い」とあいさつした。
 開会式の後には「琉球国祭り太鼓」、リベイロン・ピーレス日伯文化協会の「まつりのんのこ」が披露され会場を盛り上げていた。