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担保小切手は禁止=保健監督庁が病院に規制

7月30日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十九日】保健監督庁(ANS)は二十八日、民間健康保険プランで患者が手術などの治療を受ける場合、契約または協定している病院が経費決済のために保証として小切手や手形、そのほかの物件要求をすることを禁じると官報で公布した。
 民間病院連盟は同措置を不服として二十九日、代表者を招集した。同連盟のアブラハム会長は、議会または行政府が法令を制定したのならともかく、ANSにはそのような権限はないと抗議した。経費を決済する担保は、救急応対の基本だという。
 消費者擁護団体(IDEC)は、ANSの措置を妥当だとした。消費者保護令では、小切手などの物件要求は越権行為と明記されている。二十八日の初日、市内のシリオ・リバネス病院やアインシュタイン病院、サマリターノ病院、ノーベ・デ・ジューリョ病院は担保要求なしで応対した。