ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | INSS職員スト 市民は大迷惑=ポウパテンポに長蛇の列 サンパウロ市

INSS職員スト 市民は大迷惑=ポウパテンポに長蛇の列 サンパウロ市

7月31日(木)

 【アゴーラ紙三十日】年金などを管理する国立社会保険院(INSS)の職員らがストライキに入ってから、二十九日でスト二十一日目を迎えた。職員らは、公務員に関する年金改革案に抗議するためスト入りした。そのためサンパウロ市で開いている数少ないINSS支部は満員となり、市民は迷惑顔だ。
 サンパウロ市で通常営業中のINSS支部では、客数が五〇%も急増したため、急きょ待合室のベンチ数を増やした。待ち時間は四十分から二時間以上に及ぶ。客数が増えたことでパソコンを酷使してしまい、システムパニックを起こして使えなくなることもしばしば。
 年金受け取りの情報を聞きにきたという女性(五五)は、「我慢できないぐらい待たされるけれど、待たなきゃしようがないわ」と疲れた表情を見せた。
 サンパウロ市内で通常営業中のINSS支部は次の三カ所。
 ▼ショッピング・エルドラード=西部ピニェイロス区レボウサス通り三九七〇番。▼ポウパテンポ・アマドール・ブエーノ=南部サント・アマーロ区アマドール・ブエーノ街一七六番。▼ポウパテンポ・地下鉄コリンチアンス=イタケーラ駅=東部イタケーラ区コントルノ街六〇番。