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東西南北

8月1日(金)

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  サンパウロ州ベベドウロ市刑務所で三十日、漏電が原因と思われる火災が起こり、受刑者二人が死亡、八人が体の五〇%を焼けどした。警察は、受刑者同士のけんか中に発火した可能性もあると捜査を進めている。警察によると、火災は午前中に発生。出火した監房は、ほかの囚人に脅迫されている受刑者たちが収容されていた。
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 食品メーカー「サジア」が三十日、サンパウロ市西部ラッパ区の工場を閉鎖すると発表した。これによって四百五十人が解雇されることになる。サンパウロ州の建設業部門は過去一年間に、一万三千人を解雇。自動車メーカー「フォルクスワーゲン」は三十一日、従業員三千九百三十三人に解雇通知を送り始めたという。「ゼネラルモーター」の労組も集団解雇を恐れている。
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 建設会社社長のフルランさん(五四)が七月二十九日午後六時、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区でメルセデスに乗っているところを襲われた。目出し帽を被った四人組が車を囲み、金づちで四回防弾窓ガラスを打った。フルランさんは金を渡し車を降りた。四人組はメルセデスで逃走した。車の床には五万四千レアルあったが、取られずに済んだ。
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 ポルト・アレグレ市で三十日夜、広告業者(三三)が自動車を運転中強盗に襲われ、胸を撃たれた。血がにじみ出し、死ぬと思ったが軽傷で済み、その日に救急病院を退院した。強盗に遭う数時間前に九レアルで買ったペンを上着の胸ポケットにしまっていたため、弾がそれに当たり、被害者は致命傷を逃れた。買ったばかりのペンは使わずにお守りとしてとっておくという。