免税者のＣＰＦ再登録を＝60万人は所得申告せず

8月6日（水）

　国税庁は五日から十一月二十八日まで、免税者のＣＰＦ（個人所得税申告番号）再登録申告を受け付ける。
　所得を申告する義務がある人は、昨年度に一万二千六百九十六レアル以上の所得があった人、不動産を持つ人、会社を所有する人（会社をすでに閉めていても対象となる）。これ以外の人は免税対象になる。
　オクマ経理会社のロベルタさんは、「新聞の記事では免税申告と表記してあるが、実はＣＰＦ再登録のこと。免税申告は所得申告と同じく、年の初め（四月）に済ませなければならない」と注意している。
　ロベルタさんによれば、所得申告をする義務がある人で申告を怠った場合、五年以内に怠った年の所得申告をし、罰金百六十五・七四レアルを支払わなければならない。フォーリャ紙によると、国税庁の計算では、所得申告を怠った人が六十万人いるという。これらの人々は、怠った年の所得申告を行うまで、ＣＰＦを再登録することはできない。
　一方免税者は、四月に申告していなくても、八月のＣＰＦ再登録申告さえすれば、ＣＰＦの登録が更新される。罰金を科せられることはない。「でも、免税者も四月に申告した方がいい」とロベルタさんはアドバイスする。
　免税者のＣＰＦ再登録申告の方法は次の通り。▼インターネット＝国税庁のホームページ（www･receita･fazenda･gov･br）で申告▼電話＝有料ダイヤル０３００・７８・０３００番で申告▼郵便局＝申告書に記入し、送る（二・二レアル）▼ロテーリカス（宝くじ店）＝〇・七五レアルを支払い、申告する▼ブラジル銀行、カイシャ・エコノミカ・フェデラル＝〇・七五レアルを支払い、申告する。