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新しい観桜地に=イビラプエラ公園=大阪市・サンパウロ市の印も一役

8月6日(水)

 サンパウロ市で最大規模を誇るイブラプエラ公園に植えられている桜は、八月の声とともに花が開き始めている。去る三日、公園を訪れた人の話では、日本館にある桜は、一本がほぼ満開で、他は八分咲きとなっている。この他、公園内の日本館と開拓先没者慰霊碑に沿って植えられたのは一分から八分咲きで、これからが来園者の目を楽しませる状況にある。
 これらの桜は、二〇〇〇年九月にサンパウロ市と大阪市の姉妹都市提携三十周年を記念して、関係者によって植えられた百本(本紙・二〇〇〇年九月十五日既報)である。
 その後、オイスカ・ブラジル総局(高木ラウル会長)とリベルダーデ歩こう友の会(細川晃央代表)の有志によって毎週管理されてきた。この間、不心得者によって盗まれたり、折られたりしたが、その都度、植え替えをして桜を守ってきた。
 あれから、ほぼ三年が過ぎて「サンパウロに新しい桜の名所」が現実となってきた。今年は約五十本が花をつけそうだ。